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どんな講座をとればいいか
これもよく質問されます。
特に悩むのが春と夏期講習前ですね。
講座を選ぶ場合には2つのポイントがあります。
それは、@何を克服したいのか と
A誰に教わるべきか です。
まず@から。大学入試では長文の克服が大切なのは前述した通りですが、文法に不安がある場合は、それを先にやらなくてはなりません。
しかし、細かな文法問題に手を出し、文法に時間がかかりすぎて長文は秋から、なんて事態は避けなければなりません。
よって、文法は重要な事柄を中心にソッコーでやってくれる講座をおすすめします。
もし文法に対する不安がそれほど大きくないのであれば、まず長文の講座を受講しましょう。
さて、Aです。
長文の講座は、塾や予備校の名前でなく、講師で選んでください。
なぜなら長文は、講師と同じ思考回路になることが必要だからです。
そのためには体験を受けまくるべきです。
次にレベルや傾向です。 長文にも、内容一致や空所補充主体の私大型と、和訳主体の国立型などがあります。
レベルも大手では3段階くらいに分かれています。
大手では入塾前にテストがあったり、模試を受けていれば偏差値で判断されます。
そういうもんだと思ってください。
また蛇足です。中学・高校を通じて偏差値が高い人ほど、自力で勉強できるはずです。
また、そうすべきだと思います。 なぜか。
偏差値の高い人は、自分でわからない点や克服すべき点を判断できると思います。
情報も手にしやすい。
ならば、まんべんなくやってくれる大手予備校を利用しなくても、本を読んだほうが早い。
むしろ予備校に通うことによって、今まで主体的だったのが受身になるほうが怖いのです。
なので、予備校に通う際にも、予備校はプラスαくらいのつもりで、あくまでも勉強するのは自分だという意識を持ち続けてください。
しかし予備校でやったことは覚えきってしまうまで何度も復習し音読すべきです。
高い偏差値の大学の厳しさの1つに、自分でモノを考えられない人はなかなか受かりにくいということがあります。
予備校に頼りきりになって成功した人はいないと思ってください。
予備校にほとんど通わずに成功した人も多いのです。
逆に偏差値に自信のない人は、手厚い指導を受けるべきだと思います。
なぜなら、厳しいことを言うようですが、偏差値が低いということは、勉強していないか、勉強法が間違っている可能性が高いからです。
大学受験は時間との戦いです。
資格試験のように何回落ちてもいつか合格すればいいというものではなく、試験までに許された時間は決まっています。
苦手なものを制限時間内に克服するためには、好き嫌いを捨て、目の前に提示された道を粛々と進んでいくことが必要だと思います。
私は、苦手な人には英検用のテキストをおすすめしていますが、各予備校・塾ともノウハウはあると思います。
もしこれがなければ論外です。予備校・塾選びは慎重にしてください。
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