単語が覚えられない
単語は、覚えられる人は覚えられるし、覚えられない人は覚えられません。 覚えられない人は覚えようとしても無駄なので、覚えないでください。
・・・身も蓋もないですね。少し加筆します。 単語が覚えられない原因は・・・なんて話はこの際どうでもいいです。 覚えられないんですから。 あきらめてください。
・・・ますます身も蓋もなくなってきました。 違うんです。 覚えようとしなくていいんです。 その方法は・・・
@単語集・熟語集は読むもの、見るもの、調べるものと割り切る。 その分、5回繰り返し読む(見る)、辞書代わりに使う or
A英検準2級用や2級用の語い問題集を3回繰り返す or
BCDつきの構文集や例文集を買って、例文の音と意味をひたすら聞く
のどれかをやってみてください。 あとは日々の英語の勉強で出てきた知らない語句を覚えていく。
そして、これが大事なのですが、11月か12月に、初めて単語集・熟語集を覚えてみる。 知っている語句ばっかりで拍子抜けするはずです。
蛇足ですが、入試本番で知らない語句がない、なんて状態はありえません。 入試では絶対に知らない語句が出てきます。 だから、あまり単語には神経質にならないように。 知らない単語がある状態でも得点できるようになることを考えるほうが大事です。
自分の単語力を知るためには
では、どの単語集を使えばよいのか? 知りたい方もいらっしゃるでしょう。
まず、単語力に自信のない方は、英検準2級の過去問を解いてみてください。 問題集を買わなくても、「英検」で検索すればダウンロードできます。 そうしたらおもむろに解いてみましょう。 時間は気にしないことが大切です。
そして、@解いていてぜんぜんわからない。 A採点したら得点率60%以下だった B60%以上だったがあいまいで自信がない
という場合には、準2級の単熟語集を買ってください。
逆に、 @得点率が80%を超えた A得点率は80%以下だが、見たことのある単語ばかりだった
と言うような場合には、同様に2級でチェックしてください。
2級が思うように解けない場合は、
@2級用の単熟語集
Aセンター用の単熟語集
B大学受験用のメジャーな単語集
あたりを買うといいでしょう。
ただし、暗記が苦手な人は、くれぐれも丸暗記しようと思わないように。 ”覚えられなくても繰り返す”が必勝法です
そして、もし2級で得点率80%を超えたり、見たことのある単語ばかりだったとしたら、単語の勉強はもうしないほうが絶対にいい。
英語ができない原因が単語ではない、ということです。
難単語について
センターや国公立大学の英語と違い、難関私大の英語では、かなり難しい単語が出現します。
それを目の当たりにしたとき、本屋で売られている「早慶大単語」とかをやろうか? と思うこともあるでしょう。
確かに、入試で知らない語句が少なくなることは魅力です。
どうしてもやりたければ、別に止めません。
しかし、重要なことを知ってください。
それは、単語に限らず、出現頻度の低いことについて勉強すると莫大な量になる、ということです。
つまり、得点力をつけるための時間対効果が落ちるのです。
例えば、いわゆる”難単語”を1000個覚えたとします。
しかし、それらが入試で出る確率は、おそらく0個〜数個でしょう。
それで上がる得点は? 単語がわかったから必ず得点できるわけではありません。
だったら他の科目を勉強したほうがいいし、英語でも単語以外で得点を上げられる部分があるはずです。
それでも難単語をやりますか?
難単語をやる前に、センター過去問を2〜3年分解いて、すべて9割以上取れるかどうかを検証してください。
もし取れるなら、単語力を上げたり、難しい長文をたくさん読む訓練をしてください。
しかしセンターで9割取れないなら、単語以外に原因があります。
その原因が何かは人によるので、自分で徹底的に考えるか、信頼できる人に分析してもらってください。
おそらく、長文の読み方に改善すべき点があるはずです。
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