勉 強 法 の 真 実


大学受験英語の真相とは? 

 

長文が読めない

長文は、長文に必要な最低限の文法をマスターした上で、伊藤和夫(元駿台予備校主任講師:故人)の「英文解釈教室 基礎編」をやれば読めるようになります。以上。
・・・またですね。少し加筆します。
まず“長文に必要な最低限の文法”とは何か。
それは中1・中2の英語、中3の現在完了、高校の品詞と文型・不定詞・動名詞・分詞(分詞構文を含む)・関係詞・仮定法です。
あとの細かいことは「英文解釈教室 基礎編」に書いてあるので心配なく。
くれぐれも、市販の分厚い文法書を前からやらないように。
時間がいくらあっても足りません。
私の教室には薄いオリジナルのテキストがありますが、市販のテキストでは「英文法レベル別問題集」(東進)などをお奨めします。
講義形式が好きな人は、「英文法ナビゲーター」(研究社:伊藤和夫)や「富田の入試英文法」(代々木ライブラリー)がお奨め。

次に、“マスターする”とはどういう状態か。
これは、読んで意味がわかる状態です。
細かな文法問題まで解ける必要はありません。
具体的には、文法問題集の例文や見出し文を読み、訳ができて、かつなぜそういう訳になるのかを自分なりに納得できていればOKです。

さて、長文を読む上で語いが不足している場合は、辞書を引きながらでもぜんぜんOKです。
辞書が面倒な人は、有名な単語・熟語集の索引で意味調べをしてください。
実際私はそうしていました。
有名な単語・熟語集に載っていなければ誰も知らない単語ですから、知らないまま読む訓練だと割り切りましょう。前向きに。

長文は“直読直解”が最終目的です。
詳しくは後述しますが、“直読直解”とは、「英文を、大文字で始まる文頭から、ピリオドで終わる文末まで、返り読みすることなく、1度で意味がわかるようにする頭の働かせ方」のことです。
実際の入試では、時間との戦いになります。
そのための最高で最短の方法をマスターすべきではないでしょうか。


“直読直解”とは何か

さて、“直読直解”とは何か。
繰り返しますが、「英文を、大文字で始まる文頭から、ピリオドで終わる文末まで、返り読みすることなく、1度で意味がわかるようにする頭の働かせ方」のことです。
そんなことができるのか、と思う方も多いでしょうが、実際にできます。だってネイティブはそうでしょう?
あなたは日本語を読むときに、いちいち文法を考えて返り読みしますか?
しないでしょう?
つまり直読直解とは、頭の働かせ方をネイティブに限りなく近づける方法なのです。

日本語と英語では、その文法構造が違います。
当たり前ですね。
しかし、その最も大きな違いは何だと思いますか?
それをわかっていない人が非常に多いで、説明したいと思います。

日本語では、主語や修飾語や述語であることを表すために、助詞を使います。
しかし英語では、主語や修飾語や述語であることを表すために、助詞を使いません。
代わりに何を使うと思いますか?

それは、”語順”と”記号”です。

この2つをあまりに意識しない人が多い。
英語の”、”や”;”は、ただの区切りじゃないんですよ。

関係詞やら仮定法やらをやる前に、知らなくてはいけない英語の大原則があります。
それをおろそかにしているから、英文の意味があいまいになったり、
文法問題がわからなかったり、整序作文や空所補充で必要以上に点を落としたりするんです。
等式の性質を知らずに方程式を解いたりするごときです。

ちなみに、英語の”主語”を正確に定義できる人はいますか?
私は何百人という講師や何千人もの生徒を見てきましたが、正確に定義できた人はわずか数人でした。
正確に定義もできない事柄を、みんな平気で多用しているのですね。
伊藤和夫の本を読めば、最初の最初に必ず書いてあるのに。

話がそれました。
つまり、英語の大原則を知り、その原則にのっとった頭の働かせ方をすれば、訓練しだいでネイティブのように英文が読めるようになる可能性があるのです。
英語はそもそも日本語とは構造そのものが違うのですから、英文の意味を知るのに日本語の構造を介在させること自体に無理があるのです。
英語は英語として理解しないと、理解するのに莫大な時間がかかったり(いわゆる無茶苦茶な多読は、これを理解するのに必要んだと思います)、いくら勉強しても英文を読むスピードが遅かったりする可能性があると思います。

私はいろいろな英語の指南書を読みましたが、伊藤和夫を超える理論や方法には出会えませんでした。

ただ、伊藤和夫は英語初学者にとっては難しすぎるため、横浜トータルアカデミーではエッセンスだけを盛り込んだ「なんちゃって伊藤和夫」も使っています。
苦労して研究した、偏差値30台から使える代物です。
みなさんも時間があれば研究してみてください。

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